ベジタリアン情報ページ
ベジタリアンとは?
なぜベジタリアン?
理由や動機はさまざま
健康増進のため
有用成分が豊富、生活習慣病に罹りにくい
ベジタリアンの食生活を始めると、身体が軽快になり、食材の微妙で深い味わいや香りを、今まで以上に敏感に感じとれるようになります。お通じも良くなり、便の臭いや体臭も明らかに少なくなります。
ベジタリアンの語源が「健康で生き生きとして力強い人」であるように、多くのベジタリアンは健康状態が良好です。植物性食品には有用成分が豊富で、生活習慣病にかかりにくくなります。
  • ファイトケミカルが豊富
  • 高食物繊維
  • たん白質の質・量が適切
  • 総脂肪量および飽和脂肪酸が少ない
  • コレステロールがゼロ
  • 虚血性心疾患羅病率の低下
  • 脳血管疾患羅病率の低下
  • 糖尿病羅病率の低下
  • ガン羅病率の低下
詳細は体調調節機能ページをご覧ください。
肉食が身体に合わないため
栄養素以外の含有成分
肉は体内老廃物や尿素、尿酸、焦性ブドウ酸、プトマインなどを含み、その解毒のため腎臓などに負担をかけ、胆石の原因ともなります。また屠殺時の恐怖により分泌されたアドレナリン(気を昂ぶらせ、戦闘態勢をとらせるホルモン)も残留しているといわれます。
最近よく耳にする「プリン体」も肉や魚、ビールに多く含まれます。プリン体は細胞の核を構成する成分です。プリン体は身体に入ると尿酸に変化します。
尿酸は、オシッコと一緒に身体から排泄される老廃物で、これが血管に付着すると動脈硬化の原因になり、 腎臓や尿管で固まると結石に変化し、さらに、毛細血管から染み出して、関節に溜まると、激痛をともなう痛風にかかってしまいます。
動物性脂肪と生活習慣病
肉をたくさん食べる長寿地域では、肉を茹でたり焼いたりする際、出てきた脂肪は捨てる調理をしています。逆に肉をたくさん食べて寿命の短い地域では、脂がたっぷり残る調理をしています。
動物性脂肪を摂りすぎると、ガンに罹るリスクも増大します。動物性脂肪を摂ると肝臓から分泌される胆汁の主成分である胆汁酸(脂肪を水に溶けやすくする働きをする)が二次胆汁酸へ、さらに腸内でアミノ酸と結合して「メチルコラントレン」などの物質に変化します。この物質が大腸粘膜に取り込まれると強力な発ガン物質として働き、大腸ガンの原因となるとされています。牛肉などを毎日食べている人は、そうでない人に比べて、大腸ガンの発生率が2.5倍も高いという報告があります。
そのほか、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、高血圧、脳血管疾患、糖尿病(インスリン依存型)、骨粗鬆症、尿路結石、喘息、薬物アレルギー、肥満などの罹病率が高くなります。
摂取コレステロール量が過剰になると、余剰分が活性酸素に酸化されて酸化LDL(悪性コレステロール)になり、成人病の原因になります。
※ただし、植物性の脂肪や糖質で高カロリーの食事をした場合でも、体内生成されるコレステロールは過剰になります。

食肉汚染への不安のため
疫病、薬害
1996年以降流行している狂牛病や口蹄疫などのため、欧州で近年ベジタリアンが急増しています。
また、食肉に残留している保存薬品・駆除剤・抗生物質・強力な人工成長ホルモン剤・除草剤および殺虫剤など(主に脂肪の部分に蓄積する)への懸念も高まっています。EUは残留ホルモン剤への不安から、99年にアメリカからの食肉輸入を全面禁止しました。

自然環境への配慮のため
エネルギー効率が低い
家畜の餌にしかならない植物しか生えない土地で牧畜をするのと違い、農耕文化がある国に新たに肉食文化を広めるのは、資源・エネルギー的にかなり非効率です。アメリカなどの牛肉・飼料市場のターゲットとなっている中国などで今後、牛肉食嗜好人口が億単位で増加すると、環境資源がパンクすると懸念されています。
畜産には農産の20倍の飼料、100倍の水を要します。栽培できる作物の種類にもよりますが、単純計算で同じ広さの土地の場合、放牧するより穀物を作ったほうが牛肉の8倍、豚肉の6倍、鶏肉の4倍の食用たん白質を生産できると言われています。
現在、穀物総生産量の2/3は家畜の餌として使われています。
途上国では食肉の輸出のため放牧地を拡大し、大規模な森林伐採を行っています。
畜舎から出る汚水は、汚染度が家庭排水の10〜数100倍で、多くの場合下水処理やリサイクルはなされません。
地球温暖化の懸念
20世紀後半に入って大気中のメタンの濃度が急速に増加しています。メタンは温室効果をもたらし、その環境への悪影響はCO2の数十倍にも達します。
現在、世界でのメタン発生量は4.0〜6.4億トン、うち人間活動によるものは約60%にも上ります。この中でメタン発生源のトップは水田で1.1億トン、2位は家畜の放出するゲップ0.8億トンです。1頭あたり最もメタン発生量の多い動物はラクダおよび牛で、人間の1,000倍にもなります。
地球温暖化により永久凍土が溶けると、さらに溶け出した凍土から土壌のメタンが放出されます。その量は普通の湿地の1,000〜10,000倍にもなります。

動物愛護のため
過酷な扱い
近年では改善がなされてきましたが、世界の多くの畜産場では、家畜は一生涯過酷な待遇を受け、最終的に食材や様々な製品素材に加工されます。
柔らかい肉を得るため、生涯運動できないよう狭い場所に閉じ込められたり、麻酔なしに嘴や角などを詰められたり去勢されたり、急激に成長するよう成長促進剤を投与されたり、絶えず卵や乳が採れるよう日夜・季節のリズムを狂わせられたり、絶え間なく人工授精させられたりしています。家畜の餌やペットフードに“リサイクル”として処理された同類の肉骨粉が使用されることもあります。肉の味・品質を保つため生きたまま動物の血抜きや皮剥ぎ、茹で処理などを行う業者もあります。
アメリカでは年間(99年)に、4100万頭の牛および子牛、1億1900万匹のブタ、500万頭の羊、3億羽の七面鳥、2400万羽のあひる、4億5000万羽のめんどり、80億羽の若鶏が食用に回されますが、うち一割は畜舎でのストレスのため死亡します。

目に見えない理由のため
スピリチュアルな動機
仏教、道教、キリスト教、ジャイナ教、ヒンズー教などの一部の宗教者は、慈悲・博愛、因果応報、心身の清浄化などの観点から菜食を選びます。
また哲学者や芸術家など精神性・感性を研ぎ澄まそうとする人に菜食をする人が多くいます。

≪参考webページ・書籍≫